近場の波止で楽しむ冬のチヌ釣り/菊本岸壁(愛媛県新居浜市)

釣りぽ編集部制作の記事です。※一部執筆記事もあり(本文最後に報告者を記載)。

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瀬戸内では水温が低下して魚の動きも鈍くなる時期を迎えているが、ターゲットや狙い方によっては十分に釣りが楽しめる。愛媛県新居浜市周辺ではチヌがポツポツと釣れているということで、情報を提供いただいた『トリトン新居浜店』の篠原店長に同行してもらった。

篠原武さん/新居浜市の釣具店「トリトン新居浜店」店長。第33回G杯グレ優勝者

近場の釣り場で短時間勝負!

釣行したのは2024年1月15日。篠原店長が選んだ釣り場は、市街地から近い「菊本岸壁」。次第に回復する予報ながら、風があって小雨が降り続くなか、準備を整えて9時過ぎに実釣スタートとなった。

「反応がなければ粘らずにすぐに移動しましょう」と篠原店長。当日は2〜3時間でサクッと釣ってランチに行くお手軽プラン。これなら寒い冬場でも身体的負担も少なく気軽に楽しむことができるが、冬のチヌが簡単に釣れるのか少し不安も……。

釣り始めると予想以上に東寄りの風が強く、冷たい雨の降るタフな状況。潮は手前に当ててきて岸壁に沿って先端方向へと流れているが、この流れがかなり速い。水温の低下でチヌの動きが鈍っていることが予想されるなか、篠原店長は仕掛けの投入点を変えつつ、岸壁の際や敷石の上を丁寧に探っていった。

当日の状況から、本命のアタリが出るまでは少し時間がかかるかもしれないと思われたが、開始20分ほどでアワセを入れた篠原店長のロッドがきれいな弧を描く。スムーズなやり取りで浮かせてきたのは本命チヌ! スムーズに玉網に滑り込ませて勝負あり。

さすがフカセ釣りのエキスパート。タフな状況にも関わらず、当初の予定通りあっさりと本命を攻略してくれた(上の画像のチヌ)。

その後は岸壁に沿って沖へと流れる潮が速くなり、足元には濁りも入ってさらに厳しい状態になった。それでも仕掛けに手を加え、サシエのオキアミとネリエを使い分けながら反応をうかがっていると再びアタリをキャッチ。これは良型のウマズラハギだった。

良型のウマズラハギも釣り上げた
難しい状況ながらコンスタントに竿を曲げる店長

2匹目のチヌにコブダイも登場

いくぶん雨が弱まりつつある中で、再び篠原店長がアタリを捉えた。アワセを入れると5.8mのロッド『がま磯 スーパープレシード ロングスペシャル』が大きな弧を描き、手元にはずっしりとした重量感が伝わる。

低水温期ながら力強いファイトで楽しませてくれたのは1匹目と同サイズ、40㎝弱のチヌだった。

短時間で2匹目のチヌをキャッチ!

短時間に2匹の本命を仕留めて、プラン通りの展開となったが、エサも残っているのでさらなる1匹を求めて釣りを再開。

練りエサを大き目にハリに付けて流していると、アワセを入れた店長のロッドが大きく絞り込まれ、この日一番のパワフルな引きが伝わった。

「コブダイですね」と篠原店長。主導権を与えず、強烈な引きに落ち着いて対応し、徐々に浮かせてくる。エサを大きく付けていたのもこの魚を視野に入れていたからで、こちらも狙い通りの1匹。

強い引きを笑顔で楽しみながら余裕を持って取り込んでみせた。

この日一番の大物がヒット!
グッドサイズのコブダイ!

この魚を最後に昼過ぎには納竿。3時間ほどの竿出しだったが、チヌ2匹にウマズラハギ、コブダイとにぎやかな釣果となった。

冬場でも狙い方次第では十分に釣果が期待できる。実績ポイントに狙いを絞り、最新の釣況を確認して釣行してみよう。食い気のある魚がいれば短時間で反応が出ることも少なくないので、ぜひフィールドに足を運んでみてほしい。

潮が速くなると、流れに合わせて歩きながら探った

釣り場はきれいに

釣りが終わったら落ちたマキエなどを清掃。篠原店長がロッドケースから取り出したのは、先端ブラシが取り外しできるデッキブラシ。これは柄をロッドケースに入れやすく、取り外したブラシでバッカンも洗えるので便利だそう。

ブラシが取り外せるブラシ。
納竿後は釣り座をきれいに洗い流した

菊本岸壁でも釣り人が放置しているゴミがあります。ゴミは必ず持ち帰ってください。

車は国領川側に止めてください。

《釣行メモ》

釣行日 2024年1月15日
潮汐 中潮
 満潮  14時02分
 干潮  07時26分
(新居浜)
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