泳がせ釣り&タイラバでマハタ/蒲江沖(大分県佐伯市蒲江)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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マハタ4匹キャッチ!

2018年1月2日、平成30年の初釣りは大分県蒲江沖に行きました。当初の天気予報でシケるということで漁礁周りのみと予定されていましたが、出港すると意外と凪で沖の根に急遽向かいました。

今回は根魚狙いでしたが、以前購入したアジがまだ生け簀の中で生きていたのでそれをエサに泳がせをしました。すると、一流し目でマハタの2キロクラスがヒットし、幸先の良いスタートとなりました。

しかし、その後はアタリがほとんどなく、他の同船者の方にはアマダイ、アヤメカサゴなどがポツポツとヒット。私は「ハタの遊泳層は上かな」と思い、底から5m上げて泳がせのタナを変えてみると一発でヒットしました。

最初は青物のような引きをしてその後も断続的に引いていたので、ハマチかなと思ってのんびりファイトをしながら上げてきたところ、水面にマハタが浮上してきました。これは当日最大の69cm、5.6キロの良型でした。

新年早々、マハタの自己記録更新のサイズでした。久しぶりに5キロオーバーを見て、やはりハタ類の5キロ超えはインパクトあるなぁと思いました。

それからしばらくしてシケてきたため、漁礁周りに移動して再度泳がせをしてみたところ、最初に釣ったマハタと同じくらいのサイズがヒットしました。

ただ、漁礁周りでも潮が悪く、かなり渋かったため、なかなかヒットせず、他の方もアヤメカサゴやウッカリカサゴ、サメ等パッとしない状況でした。ここではその他に久しぶりにマトウダイがヒットしました。

どうにもならない状況でしたので、最後に瀬周りを流してやって見たところ、隣の方にネリゴ(カンパチの幼魚)がヒット。その後、エサがなくなりタイラバをしていた私にもヒットし、ネリゴと思って喜んでいると上がってきたのはマハタでした。

この日は、トータルでマハタを4本釣ることができましたが、ブリは全くいませんでした。

今回の仕掛けは、胴突きの2本針にアジをそれぞれ1匹ずつ計2匹付けて泳がせる仕掛けです。エサを1匹だけを使う場合にあるのが、いつの間にかエサがなくなっているのにひたすらアタリを待っているという状況。それを回避するために作ってみました。

アジを2匹付けることにより集魚効果をアップするとともに、1匹が取られてももう1匹がいるので比較的ヒットさせやすいです。

さらに増やして3本針にすると根掛かりが発生しやすいし、アジの消費が早くなるのでやっていません。特に、この地域はタワー漁礁周りなどを狙うため、気をつけないとよく根がかりします。

親子サルカン等よりもヨリトリビーズの方がエダスの絡みも少なく使いやすかったです。

仕掛けのセッティングとして、幹糸14号を1m、ハリス12号を40cm、捨て糸1mで作っています。針は泳がせ針の12号で、このサイズ以上の針を使うとアジにダメージと泳ぎに影響が出るのでこれ以外は使っていません。

今回もマハタをキャッチでき、この海域の釣行でのキャッチ率は今回の休み期間では100%でした。この海域はマハタが多く、漁礁周りには確実にいるので、大体タイラバやインチクを落とすとヒットします。

今回のタイラバは非常に食いの悪い冬の美味しいマダイを捨て、ハタ狙いに特化させて比較的重いヘッドを使って根掛かりを回避できるようにしました。

ここでは着底がわからないと下手をすると漁礁の中にルアー等が入って気づかないこともあるので、確実に底を感知できるものが必要です。もっと軽いものでも良いのですが、ラインを細くすると良型のマハタが来ると太刀打ちできないので。

また、この地域は特に北西風に強く、冬場でも比較的出船率が高く、玄界灘が出港できない場合にこちらに来る人も多いです。

最近は沖の根をトロール漁船に底を荒らされて毎年魚の居つくポイントが変わったりしますが、それでもある程度の釣果は確保できますので、お勧め海域です。

根魚で一番お勧めの時期は5月で、この時期は根魚の産卵後の荒食いもあって過去には50リットルクーラー満タンになったこともあります。小型ばかりでなく、2キロ以上のウッカリカサゴとオニカサゴなどの良型です。

今回の釣行は一応マハタにはリベンジできたので良かったです。次は北海道の初釣りですが、天気がよくないのでいつ出れるのやらと心配です。

ビーストマスター3000XSと3000XPの比較

今回はシマノの電動リール『16ビーストマスター3000XS』と『3000XP』の両機種について簡単に紹介します。

ネット等でどう違うのかを調べるとメーカーの説明のコピペなど内容が薄いものしかないので今回は3000XSと3000XPを実際に使ってみての感想を紹介します。

まず同サイズの他の機種に比べ確かに巻き上げ性能が高いですが、あくまで大型の魚(20キロオーバーなど)をメインで狙うにはやはりそれ相応の大型のリールが必要です。

3000XPには20キロの魚が単発でヒットした場合に巻くぐらいのパワーあると思いますが、大型の番手に比べやはりリール本体への負荷が大きいので、そのまま無理に使うと故障につながると思います。いくらモーターの保証があるからといえ、極端な使い方をするとそれが故障の原因となると思います。

一時的な耐久性はあると思いますが、継続使用の耐久性はないと考えた方が長くトラブルもなく使えるのでは思います。

XSとXPの違いについてですが、それぞれの違いは巻き上げ力と速度のみです。端的に言うと、XSはハイギアリールで巻いているイメージで、XPはローギアのリールで巻くような感じです
(リール自体の構造は説明書が共用でかつ部品も同じなので、モーターの制御構造及び制御プログラム等が違うのかなと感じました)。

ジギングやキャスティングをしている人にはイメージが付きやすいと思います。ハイギアのリールとローギアのリールで同じ重さのジグを縦に巻き上げるのと同じ感覚です。

したがって、XSでは重たいものをかけると高負荷になりモーターが過熱しやすいですが、XPの場合はそのようなこともなく問題なく上がってきます。しかしながら、XPの回収速度は実際に使ってみると非常に遅く感じます、特にXSに慣れていると特に顕著にそれがわかります。

他のリールに比べ、特に遜色はないと思いますが、XPではひとつのリールでさまざまな釣りをするというのは少し支障がある状況が生起すると思います。

XPとXSの使い分けとしては、XSは落とし込み釣り(ヒラマサがいる地域を除いた地域の)やスルメイカ(ブランコ仕掛け)等、回収速度が重視される釣りに最適で、

逆にXPはそれほど回収速度を重視されない釣り、具体的には片テンビンを使ったビシ釣りやオニカサゴ釣り、泳がせ釣りなどには最適です。

主に糸よれが発生しやすい釣り方にはXP、発生しにくい釣り方にはXSという風に、釣り方に応じて選ぶ必要があります。

北海道のようにオモリの200~300号を使うような釣り場ではXPが向くと思います。また、落とし込み釣りでは、ヒラマサなどが出る釣り場では最適と感じます。

個人的なお勧めは汎用性の点でXSです。北海道以外ではオモリも軽く、10キロ以上の魚がたくさん釣れる地域は限られるためです。

私の場合は、上記のようにXPとXSの使い分けをしています。

最終的には個人の好みですが、カタログスペック通りに無理な使い方をすると、壊れる可能性が高いので個人の判断で負荷の限度をしっかりと管理された方が良いと思います。

なお、ハンドルをリブレのハンドルにするとものすごく操作性もあがるので、リブレのハンドルお勧めです。特に、ジギング用のハンドルに付け替えると、軽さと感度も上がり、非常に釣りに集中しやすくなります。人と違うものが欲しい人であれば、CCMハンドルという選択肢もあり、いずれにせよハンドルのカスタムをするのは、このリールでは様々な点で効果は大いにあると思います。

最後に、上げ下げが多い釣り(スルメイカ釣りなど深い水深でやる釣りなど)ではすぐにバッテリーを消耗するので、1日やるならリチウムバッテリー等容量のあるものを2つ準備すると安心です。

《釣行メモ》

釣行日 2018年1月2日
潮汐 大潮
 満潮  07時44分
 干潮  13時14分
(佐伯市)

《使用タックル》

竿 マッドバイパーSTD195MH ダイワ
ライトゲームリミテッドH82 190 シマノ
リール 16ビーストマスター3000XP、オシアコンクエスト301HG シマノ
ライン PE4号(ビーストマスター)、PE1.5号(オシアコンクエスト)
リーダー 18号(ナイロン3ヒロ)、5号(フロロ3ヒロ)
ハリ 泳がせ針12号、マイスターフック
ルアー セブンスライド200g

《エサ》

サシエ アジ(ゼンゴ=小アジ)
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