週末になると雪が降る。天気のサイクルは変わらないまま睦月が終わり。弥生に入っても同じで、この時期建物の修繕修理を集中的に行い、さあ4月から新年度と言うお宅も多い事でしょう。
広島県呉市広にも幾つかのファミレスがあるのですが、広の「ジョイフル」さんがこの2月に新装オープンすべく16日間の修理に入ってました。ありがたいお値段での食事と珈琲を頂いている外食派にとって、ましてや冬の毎朝に2週間以上経済新聞見ながら珈琲頂けなくなるなんて……辛いですねえ。
沖釣りの方もそうなんですよ。真冬というのは全般的によく釣れる。サカナがかたまっていて釣りやすく、釣れた魚は越冬や春の産卵に向けて皮下に分厚く旨味を蓄えている。という事で、白身の高級魚は極めてて美味な時期でもあるのです。
2月22日14時30分、広島県呉市小坪新波止めから出ている「武洋丸(たけようまる)」さんでタイラバ巻かせてもらいました。早春で日没が18時位なんでちょうど3時間半位の釣りです。
タイラバの良い所のひとつが、軽装備で短時間スポット乗船でも結果に結び付くという事です。この日は35~40mラインを集中的に流すと、当たる当たる! 1枚目が40cm ⒈2kgのマダイで、下から15mの高いタナで食いました。

サビキやチョクリに反応するこの時期、根拠はわかりませんが下から30mとかいう高いタナで連続して食ってくるときがあります。イワシやイカナゴを追ってマダイをはじめ青物、シログチなども大きく浮いているという事なのでしょうか?
続けての投入では下から20mでモゾモゾモゾとしてから思いっきり引っ張られました。でも青物の様に水平にひいていくのではなく、下へもぐったり激しく首を振ったりします。60cm超の真鯛か? 大ヒラメか? ドラグ利かせて座ってやりとりさせてもらいました。
水面でギラりと光ったのは70cm超のスズキ。ハタク前だったのでしょう、東京の知人に送ったところ甘味と歯ごたえが良く凄く旨かったと御礼のメールが3度も来た程です。
この後、流し替えの度にマダイが当たり36cm 800g、42cm ⒈2kg、40cm 1kg、45cm ⒈5kgと続き、マダイの最後は30cm 500gでこれは放流しました。発泡容器2つでも入らないなと思ったからです。
ラストに、これであがろうという流しで「ズン」と激しいアタリ! 45cmのカンダイ(コブダイ)が上がりました。この時期、白身で超美味なんで苦労してなんとか発泡に押し込んで北海道の知人に送りました。皮パリで焼いて脂ののった白身で白ワインでとの事でこれも凄く喜ばれました。


短時間集中で狙った大前船長の腕が光った鯛ラバ釣行でした。潮替わりを挟んで3時間弱なら東京都心から新幹線で日帰りも可能な釣行、これからのシーズンぴったりですね。
さて今回の旅釣りですが、広島県呉市広のファミレス「ジョイフル広店」。新装オープンで全席電源席付きで、きわめてビジネスライク向き。御出張のモーニングも日経新聞(紙)を広げてトーストと珈琲、ベーコンエッグ、まさに昭和日本の原風景ここにありです。

春のマダイ釣りも日本の原風景と思いますよ。日本の釣具と一緒にインバウンド向けに世界で人気が出て欲しいですね。

《釣行メモ》
釣行日 | 2025年2月22日 |
潮汐 | 長潮 |
満潮 | 15時13分 |
干潮 | 10時19分 |
(呉) | |
利用渡船/武洋丸 (広島県呉市広小坪新波止) |