〇はじめに
私のソルトの師匠こと塩野隊長からお誘いを頂き、人生初のショウサイフグの「カットウ釣り」に挑戦してみることにしました。
以前からやってみたいと思っていた釣りだけに、興味のある釣りです。しかし、多くの不安と少し期待がつのります。
何といっても「毒魚のフグ!」。されど「美味しいフグ!」です。私には、あまり縁のない魚だっただけに興味深々で初釣行に臨んでみることにしました。
〇エサは、海の幸!
使用するエサは、なんと食せば贅沢な食材のパナメイエビ、カキ、シバエビ。エサにするには「もったいない!」感じですが、早速、塩野隊長のレクチャーでカットウ仕掛けにエサをセットします。
〇ファースト・ヒットは?
アンカーが打たれ、船首が安定したところでいよいよ釣りスタートです。水深約20mのボトムを感じ取ってステイすると、しばらくして「コン、コン!」と、ツツキアタリがあります。
鋭く小さくアワセをとりますが、なかなかヒットには持ち込めません。
悔しい思いで仕掛けを回収していると、なんと突然サオ先が海面に突き刺さるような強烈な引き込みが起こります。なんとも人騒がせな早朝のラッキーなゲストフィッシュは、イカリ針が背掛かりしたハマチです。
アユの友掛けのように「走る、走る!」の元気ぶり。船長のサポートで何とかネットインし、ボウズ逃れの1匹目のお土産ゲットするという意外な釣りスタートを切りました。
〇セカンド・ヒットは?
再度エサ付け完了。さて、2回目の投入となります。着底後ゼロテンションでアタリ待っていると、何故かサオ先に重量感。ちょっと重い感じ。いや、何か掛ってます。
しなる穂先に魚信はまったくありません。仕掛けをマックススピードで回収してみると、これがなんとも可愛いマダコの赤ちゃん。早速、リリースして海へとお帰り頂き、3度目の正直とばかり再度仕掛けを送り込みました。
〇続けて、青物ヒット!
トモでサオを出す塩野隊長は、すでに5匹のショウサイフグを連発キープしています。さすがです。そして、彼のロッドにもツバスがヒットします。
一気に抜き上げて苦笑いする彼もお土産の1つの魚種を追加確保したようです。
〇ようやく「掛けた!」
潮流がやや速くなってきました。小刻みに鋭くロッドを操作していると、いきなり引き込むアタリが出ます、「掛けた!」とばかり、サオ先に魚信を感じながらマックススピードで巻き上げます。
やがて引き込みは、やんわりとした重みに次第に変わり海面に姿を現したのは、人生初の記念すべきショウサイフグ。しかも、グッドサイズです。感激です。
リーダーをつかんで取り込むと、「グァイ、グァイ!」と、不機嫌そうな鳴き声を発するショウサイフグは、なぜか私に話しかけているようです。挨拶の愚痴をこぼしているかのように感じながら本命の1匹目をキャッチすることができました。
〇チビフグは、リリース。
時折、サイズダウンのショウサイフグがヒットします。「大きくなって、また会おうね!」と、リリースしてお別れを告げては釣りを楽しみます。
〇良型を次々にゲット!
塩野隊長も良型のみをキープし、すでに釣果は楽々のツ抜けとなりました。風と波が強くなってきました。納竿時間を待たずに安全第一で帰港となり、
お持ち帰り4匹で私の人生初のショウサイフグの「カットウ釣り」を終えることとなりました。
〇唐揚げ最高・大好評!
我が家の夕食は、いつも午後11時過ぎ。ようやく家内が動いてお昼の時間にショウサイフグの唐揚げを作ってくれました。味は言うまでもなく「うまい!」。
熱々の唐揚げを3切れ、ほお張りご満悦。家内も2切れ食べてグッドサイン。しかし、終業式を終えて帰って来た孫っちがそれを嗅ぎ付けて残り全部をたいらげてしまいました。
〇おわりに
なかなか、駆け引きのある面白い釣りでした。また、ショウサイフグの引きも十分に楽しめました。
調理済みのフグは、唐揚げとして美味しくいただくこともできました。次回の釣行は、私の楽しみのひとつでもある自作の仕掛けでチャレンジしてみたいと思っています。
《釣行メモ》
釣行日 | 2024年12月19日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 14時47分 |
干潮 | 06時11分 |
(姫路港) |
《使用タックル》
竿 | タチウオロッド 180M | |
リール | フォースマスター300DH(シマノ) | |
ライン | PE 0.8号 | |
リーダー | フロロカーボン 8号 | |
仕掛け | カットウ一角ふぐチラシ仕掛け(オーナーばり) | |
オモリ | 20〜30号 |
《エサ》
サシエ | パナメイエビ・カキの塩漬け・シバエビ |