潮流の中で良型真鯛ヒット
「第36回G杯争奪全日本がま磯(チヌ)選手権」の牛窓予選会場にスタッフとして参加するため、約1か月ぶりに地元岡山へと帰省しました。
私は小豆島千振方面の船を担当し、選手の皆さんを各ポイントへ降ろした後に、チヌ予選会の邪魔にならない様に真鯛釣り場の千振島北面にある「グンカン」へと渡礁しました。
この場所は大小の岩が重なりあう岩礁帯の最北端にあり非常に根が荒いポイントなので、魚のパワーを柔軟に受け止め、浮かせることができる『がま磯ファルシオン』1.25-50(がまかつ)が活躍しそうです。
事前情報で真鯛があたってくるタナは5~8メートルと聞いていたので、まずはウキを浮かせ、タナをしっかりとキープさせるために釣研『征黒』の5Bを選びました。用意したマキエはマルキユー『チヌパワームギスペシャル』、『チヌパワーV10白チヌ』とオキアミ6Kg。サシエは同社『くわせオキアミスペシャル』のLサイズです。
ハリスは少し太めでサンライン『トルネード松田スペシャル競技パワーストリーム』2号を使用しました。
釣りを開始すると磯ベラが何匹か釣れ、1時間経った頃に岩礁帯の両端を潮が走り出し、うねる様に流れ始めました。目の前はその本流にひかれる潮が流れ、いかにも真鯛が釣れそうな潮です。
すると、ウキが見えなくなったと思った瞬間、道糸が走ります。シモリ(沈み瀬)もたくさんあるのですが、竿のパワーでシモリに走られることもなく上がってきたのは43cmの本命でした。
本命の顔を見ることが出来たので、今度は色々と試してみることにしました。
釣研『プログレスチヌ』S-2をセットし、ゆっくりと5~8メートル前後のタナをキープする様に潮に乗せ漂わせていると、道糸が一気に走りました。アワセをいれると先ほどよりも強い引きで竿が締めこまれます。それでも魚に主導権を与えることなく釣り上げたのは53cmの本命真鯛でした。
その後しばらくはチャリコ(小型真鯛)が何匹か釣れ続いたので、攻め方を変えてラインブレイク覚悟の上で根の荒い底まで仕掛けを入れ込むと、35cmの真鯛が釣れました。まだ活きた潮が流れていたため同じように底まで仕掛けをいれます。すると、今までにない強烈な締め込みで竿が海中に突き刺さり、底を切って浮かせようとした瞬間、根にあたり高切れしてしまいました。魚が掛った瞬間の対応が良くなかったのだと思います。
もう少し釣りをしたかったのですが、予選会の選手を迎えに行くため早めの納竿をして渡船に乗り込みました。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年6月4日 |
潮汐 | 長潮 |
満潮 | 07時19分 |
干潮 | 13時57分 |
(小豆島坂手港) |
《使用タックル》
竿 | がま磯 ファルシオン1.25号5.0m | がまかつ |
リール | ||
道糸 | 磯スペシャル テクニシャンネオ2.0号 | サンライン |
ハリス | トルネード松田スペシャル競技パワーストリーム 2.0号 | サンライン |
ウキ | 征黒 5B、プログレスチヌ S-2 | 釣研 |
ハリ | ファインチヌ 3号 | がまかつ |
《エサ》
《利用渡船》
岡山県牛窓より出船