福山市の馴染のホテル
JR山陽本線の松永駅近のビジホ「ビジネスホテル大善」に御世話になってかれこれ来年で15年になります。1年間で2~3回しか使わないけど、値上げ幅少なくて本当に頑張ってくれています。創業から40年以上、西日本豪雨災害とコロナ禍の二大災害を乗り越え、めげずやって来れたのは2代目オーナー三上さんの人柄なのかなあ。
近くの釣具店「タイム」がいつの間にか閉店してしまっていた事のショックを乗り越えるべく、今後も「大善」の益々の発展に期待です。

満越港出船でシロギス釣り
7月5日、これまた頑張ってくれるタクシー中央交通さんに乗っけてもらって満越港着(尾道市)。メバルの子供の大回遊と、それで朝御飯の鷺の見事なハンティングを見ながら夜明け。午前6時出船のシロギス(白鱚)乗合船には、わたくしを入れて6人が集合。

桑田船長がむかったのは瀬戸内海中西部。1投目は水深40m近い。東京湾なら冬場に猿島周りで落ちギスを狙う水深だが、ここが大場所。様子見で画撮りを準備のわたくしの杞憂であったことがすぐ判明。右の大どもから順番に、ぽんぽんぽんぽん、ぽんと18cm級の海の貴婦人が上がった。


そしてひとり左大どもでパートナーから竿を準備してもらっていた女性アングラー、「ツツツッ」と言う微細なアタリに硬調の竿先が反応して、向こうアワセで結構な引き。おおぉと25cmに迫る1本でお刺身4人前が出来る良型のシロギスにびっくり。仕掛けは70cmに欠ける短仕掛け・2本針仕掛け。


表のベテラン2人もロング100cm超と、このところ東京湾横浜で流行の船釣りキス振り分け仕掛け2本針と玄人好みの凝った釣り方。シロギス乗合船でまず掴まなければいけない、その日の傾向と食いのいい仕掛けを絞る材料に、大ドモの美女がなってくれて大感謝である。
よし、短で行こう。ハリス60cmの1本針! 食いが立てばこれほど手返しの良い仕掛けはない。フグに針を失敬されて針を継ぎ足して行っても、30cmを切る迄は充分真価を発揮してくれる。シーガー『グランドマックスFX』1号糸は抜群の信頼感がある。
時計を見ると9時近い。とろける太陽も直上、さぁ真夏の一本勝負と気張ったわりには滑り出し大苦戦した。潮が止まってしまったのだ。潮の流れが掴めるまで小一時間かかった。
というか、竿をだしていた6人の中で唯一釣果を出していたのが右ミヨシの超ベテランさんだけ。その方はスピニングで放って終始探っていたからで、ここだけ当たるのは真夏の潮見流れが悪い時なのは散々東京湾で勉強したはずなのに、忘れてしまったのだ。
待った待った、2時間近く何も当たらずだったのに、突然、引き釣りにアタリで18cmのシロギス。次は引き釣りしなくても船下で当たって18cmのシロギス。段々釣れ出して、船下に落とした糸も斜めに入る様になって連釣! 連釣!ずうーんと大きなアタリで丸々としたマルアジが混じった。
この日の目標を30匹と決めていたのでカウントダウンに入る。残り7、残り6、残り5。ここからがきつくて、針をフグに持って行かれたりで足踏みしたが、残り4、残り3、残り2、残り1! 小、大、中と混じりましたが、30匹目はこの日レギュラーの18cm。
卵をはたき切っていないシロギスは丸々と肉厚で、マルアジ混じりの30匹でも小型の発泡容器満杯のボリューム他の方より40分程早く竿を畳ませて頂きました。

竿頭の右ミヨシのベテランさんは106匹と鮮やかな竿裁きで今年も魅せて頂きました。他のお客さんも満足だったと思います。

さて帰りしな、船長に松永のイカフライ事情について聞いて見たのですが満越、沼隈、松永あたりでイカフライの事はあまり聞かない様です。しいて言えばイカよりタコ。マダコシーズンですねえ。
旅釣り 生花とプリン
そして今回の旅釣りは松永駅前に藤谷花店。いつも思うのですが生花って安すぎると思いませんか? おかみさんは「生ものなんで」と恐縮しておられましたが、時間がなかったこの日、三原でお土産に広島みはらプリン駅売りで買って、デルファニュウムと一緒にこだま車内でワンショットです。


翌日お土産からひとつ残した広島みはらプリン、冷房の利いた食堂でブラックコーヒーと頂いて……、甘すぎないオトナの甘さは絶品、お土産に藤谷花店の生花とともに是非どうぞ。
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年7月5日 |
遊漁船 | 釣り船くわだ/広島県尾道市満越漁港出船。山陽本線松永駅下車、車で約20分 |
潮汐 | 若潮 |
満潮 | 05時34分 |
干潮 | 12時27分 |
(三原) |
《使用タックル》
・ロッド/小継黒潮 1.35m(サクラ高級釣竿)
・リール/BB-Xハイパーフォース 3000(シマノ)
・ライン/シグロン 1.0号(サンライン)
・オモリ/小田原型 15号