福山 大門港から「ZEELⅡ」さんで出船
JR山陽本線の大門港出船の「ZEELⅡ」さん。真夏の時季にシロギス船で出て頂いて昨夏釣果を競いましたが、今年も酷暑の中、集まって下さいました。
船長さんからは「頑張って50匹は上げて下さい」と。研究会メンバーは目標提示されて船キスの釣技、他の釣りのノウハウ転用と腕の見せ所と言ったところでしょうか。
やや夜明けが遅くなった真夏、7月13日の午前5時に集合場所の桟橋にぴったり揃って、瀬戸内海中部のとある島へ南下します。SLJ、鯛ラバ他、陸っぱりの釣りにも精通しているメンバーさんもおられて、ポイントについてからの竿の動かし方にも個性が出ています。

真夏には珍しい東風と北風があったこの日、真夏の早潮の中、軽いオモリの7人全員のイトを綺麗に立てるには相当の苦労があるのが、画撮りで左胴の間に陣取ったわたくしからもよくわかりました。しかし風に流されての頻繁な周り直しもきちんとイトが立って、次々と大中小のシロギスが上がります。
そんな中でも有利なのは右ミヨシから左トモへの対角線上の御二人、黙々とながら確実に本命をとらえていくのと並行してネブト(テンジクダイ)、ヒイラギ、キュウセン、最近珍しくなったメゴチ、イトヒキハゼと上げて釣果に彩りを添えて下さいました。




加えて確実に釣果を固めてきていたのが右トモの父娘さんの御2人。大中小とシロギスを上げた後、なんと小型ながら真鯛まで上げて下さいました。瀬戸内海の凄いところは、島間の浅場に乗合船の人気魚種の真鯛とシロギスが同居している環境が現代でもある事です。



そして対角線上の張り出し、左ミヨシには中学生さんと御父さん。スタートゆっくりながらじわじわ釣果固めて、20匹達成船中一番乗り。最終的には御2人で80匹超の本命確保だった様です。
さて此処でわたくしも竿を出させて頂きました。その前に6人様に仕掛けをみせて貰うと一番釣果安定していた方が45cmの短仕掛け。「今日はこれが当たりかも」と、わたくしも60cm1本針からスタート。


エサのアオムシは3cm程に切って、堅い頭はマメに取ってから仕掛けを落としました。「ツンツンツツ」と元気よいアタリだったり、いきなりズンと持って行かれたり、シロギスの型によって様々ですがメゴチ混じりでなんとか10匹上げました。
6人のベテランさん達の釣りを見ている分では、ポンポンとリズムよくシロギスが食ってくる様に見えますが、自分で釣るとツン引き一回だけで食い込まないとか反対方向に送り込んだら食っていたとか、今一つパターンが一定せず……。今日もシロギス様に苦戦、この釣りの奥の深さを感じさせられる釣りとなりました。

ヒイラギ混じりでなんとか21匹、ここでもう降参させてもらってミヨシ方向で鯛ラバ巻くのを遠望させて頂きました。下から5mで「カカカカッ」とワンヒットあった様子ですが乗りませんでした。残念。

午後1時近く、エサもなくなり沖上がり。大門港に帰って記念撮影にも御協力頂きメンバーの皆さん有難うございました。
真夏のシロギス釣り研究会、また来年お逢いしましょう。

今回のイカフライ
さて今回のイカフライ、大門駅近くのザ・ビックで砂田食品さんの「のしイカやわ天」を発見。のしイカ天、帰宅して風呂上りに弱アルコール系ビールでやったら止まらない旨さでした。

旅釣り ざるそば、天ぷらetc
そして今回の旅釣り、前乗りした山陽本線・松永駅から少し歩いて饂飩屋「天霧」さんがあります。饂飩がメインと思いきや、独自開発のらぁうどんを売り出していたり、きちんとした日本蕎麦もやっていて、「ざるそば」と天婦羅、大きな大根煮込んだおでん、枝豆、ポテトを生ジョッキ大で飲りました。

美味でリーズナブル。特に日本蕎麦は美味かった。旅と釣りの夕餉に是非どうぞ。
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年7月13日 |
遊漁船 | ZEELⅡ。広島県福山市大門港出船 山陽本線大門駅下車、車で約8分 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 12時21分 |
干潮 | 07時05分 |
(福山) |
《使用タックル》
・ロッド/小継黒潮 1.35m(サクラ高級釣竿)
・リール/BB-Xハイパーフォース 3000(シマノ)
・ライン/シグロン 1.0号(サンライン)
・オモリ/小田原型 15号