ガイドも凍る釧路沖で沖五目/白糠~釧路沖(北海道釧路市)

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凍結したガイド

2018年1月21日は釣り仲間のお誘いで釧路の沖五目に行きました。事前の予報で毎度のごとく天気が悪く、「当日も無理だろうな」と思っていたところまさかの出船でした。

この日は風速10m近くて波高は2m程で、しかもマイナスの気温でかなり過酷な釣りでした。久しぶりにロッドのガイドが凍結し、デッキも凍りついており、波とデッキの氷、強風でかなり準備に手間取りました。同船者の方々はさすがに北海道の人ということでかなり慣れており、てきぱきと準備をしていました。

北海道では、冬は移動中の飛沫でリールや竿が凍るので、移動間はビニール袋をリールにかぶせる方も多いです。ネオプレーンのリールカバーを使うとカバーごと凍りつくので、今の段階ではビニール袋が最善の対処方法です。

当日はタイラバも持って行っていたものの、このような時化の状態で絡む可能性が高かったので、胴突き仕掛けのみでやりました。ただ魚の食いも渋く、なかなかアタリが少なかったです。

しかしながら、一流し目で念願の型物のアオゾイ(クロメヌケ)がヒットし、早々に目標達成できました。

その後、小型のマダラ、エゾメバル、クロソイ、ヤナギノマイ、メカジカ、シマゾイなど多彩なゲストも釣れ、最後の流しでは最初に釣ったアオゾイよりも大きい、46cmのアオゾイがヒットし沖上がりとなりました。

最初は船長の流し方の癖、根の形状やヒットパターンの分析などに手間取りましたが、パターンが読めてある程度の感覚でヒットさせることができました。

今回の釣りは、今まで研究してきた北海道の沖五目の仕掛けについて「どのような仕掛けを作ればよいか」と「どのようなタックルが一番釣れるか」などを明らかにする上で大変参考になりました。

惜しむらくはタイラバができなかったことです。当日もしタイラバをやっていたら倍の釣果は確実だったと思います。理由としては、苫小牧沖でもよく経験したエサには食わないでタイラバによくヒットするパターンだったためです。

アオゾイは、最初の魚が比較的上でヒットしたので、「もしかして」と思い底から少し上のタナでオキアミが漂うようなパターンを演出すると一発でヒットしました。タラもそのパターンでヒットしましたが、何せフォールで食わせるにもオモリが250号(約1キロ)とメカニカルブレーキは効かないので、サミングでフォールスピードを調整するしかないような状態でした。

今回の釣行では、大時化の中でも出てくれた船長の心遣いと他の同船者の方々の親切な対応で状況が悪い中でも非常に楽しく釣りができたので、とてもうれしく思いました。

釧路は以前のタラ釣り大会の時も来ましたが、北海道の中でも大物が多い地域で、しかもこちらの地域のホッケは日本海側のものと比べると非常に脂がのっており美味だそうです。

アオゾイもマハタのような食感で、かつ非常に脂がのっており、醤油を付けて刺身で食べるよりもポン酢で食べるとフグやカワハギのような上品な味でした。

このアオゾイで発見したのが、刺身を食べるときにアニサキスが出てきました。ソイの仲間では北海道に来て1,000匹以上はゆうに捌いていますが、一度も出会ったことがなく今回初めて出会いました。ソイの仲間と言ってもアオゾイは、アコウダイの親戚の魚ですが。

次に来るときは完成した五目の道具立てで万全の状態で挑み、また美味しいアオゾイを釣りたいと思います。

釧路は沖五目の他に近くにある湖などでワカサギも釣れ、渓流の釣りも盛んで、かつ町並みは昭和の町のようなレトロ感があり落ち着きます。食べ物はスパカツやピカタなどのB級グルメや皇室御用達の有名な蕎麦屋さんもあり、町の人も親切で観光にも非常にお勧めです。

次回からはしばらくサクラマスのバケ釣りです。北海道は冬は、ワカサギかサクラマスなどのマス類、一部の根魚などぐらいしか釣り物がなく、外気温も非常に低く釣りには厳しい環境ですが、釣り好きな人達にはそのような寒さは関係ないようです。

《釣行メモ》

釣行日 2018年1月21日
潮汐 中潮
 満潮  06時28分
 干潮  11時43分
(釧路)

《使用タックル》

竿 剛樹 スタンディングバイトMR17 剛樹
リール ビーストマスター3000XP(リブレハンドル仕様) シマノ
道糸 PE 4号
ハリス ハリス10号、幹糸18号
ハリ スズキ針18号、ピンクフラッシャー等

北海道の沖五目の道具について

まず、本州や九州で普通に売られている竿は使えません。今回の釧路沖でも使用したオモリは250号で、平均200~300号ぐらいを平気で使います。しかも、沖五目はサビキ仕掛けの上げ下げで食わせるので、泳がせ竿のように竿が短いと上げ下げでしゃくり幅を確保できず、結果として巻き上げと巻き落とししか魚に対してのアピールがなくなります。

今回の釣行では、タラが針の数付くとのことで、持っている専用竿でもさすがにきついと思い、クエ用の剛樹の泳がせ竿を使いました。この竿は、知床沖のサケ釣りでも使いましたが、5キロのサケが2本でも問題なく、軽々と上がりました。平戸でクエの泳がせ釣りをしている時には、メーターオーバーのヒラマサも1分程度で水深60m程のところから楽々上げるぐらい強い竿です。かつ適度に曲がり、使いやすい竿です。(値段は、ステラ2台分ぐらいが相場ですが)

ちなみにこの竿の最大負荷は350号となっていますが300号ぐらいが一番現実的です。これ以上の錘を付けての手持ちスタイルはかなりきついです。

北海道の仕掛けは針の数が8本前後の仕掛けが多く、良い時には針の数だけ魚がついてきます。非常に魚影が濃いこともあり、そのためかひと昔、ふた昔前のコンセプトの極太PE及びハリスでの釣り方がまだ残っています。

また、北海道ではバケ釣りやしゃくり釣りというご当地の釣り方があり、これらの釣りをする際に長い竿が必要になるので、上記のオモリを背負え、かつ長さがある(2.1~2.7m程)竿が主流となっています。

本州や九州では、各メーカーのカタログを見ても、カタログスペックではこのオモリを背負えるものの、メーカーによってはこの表記の現実との誤差が大きい物もあり、現状250号以上のオモリを背負え、上記の条件を満たす竿はほぼありません。もちろん重たい竿ならありますが、手持ちでやるのにはまず向きません。アリゲーターのノースのシリーズなどは重たいですが向きますが、値段的なところを考えると普通の人には現実的ではありません。

したがって、北海道で沖五目をする場合は、150号程度の軽いオモリを使う以外は、本州や九州などで売られている沖釣り用の竿は使えないと考えた方が良いです。

また、北海道の釣り方に適した北海道専用竿は、本州や九州で売られている竿よりも比較的安価であり、かつ軽くて使いやすいものも多く、北海道以外で使っても面白い釣り方をできるものが多くあります。

リールは本州や九州と同じですが、上記のようにオモリが大きいので、ダイワなら500番以上、シマノなら3000番以上が無難なところです。ダイワの300番クラスでもできないこともありませんが、上記のような重たいオモリを背負ってかつそれに針数の魚が付けば過負荷になりリールのモーターなどの寿命が縮むので、そのような使い方はされない方が無難です。

厳寒期の釣りでは移動の際にリチウムバッテリーを外に放置していると大幅に電池残量が減るので注意が必要です。

道糸はPE4号が巻かれていれば概ね対応できます。PE6号はさすがに太いと思います。釣り物によってはPE6号も使いますが、結構特殊ケースになります。

仕掛けは北海道の人は購入することが多く、自作で作っている人はほとんどいません。仕掛け1セットが大体1,500円ぐらいで1回で3セットはあればオマツリ等の損失を考えても無難です。

サクラマスの仕掛けに関しては毛鉤を使うこともあり、1つ4,000円ぐらいします。私はこだわりもありので、毛鉤から自作しています。それでも初期投資で4~5万円ほどかかりましたが元は取れます。

論より証拠ということで、北海道に来られた際は一度釣具屋を覗かれるのをお勧めします。見慣れないものが数多くあり、新しい発見にもなるのでとても楽しいです。

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めじろん号
めじろん号
釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。提供していただいたガイドサービスセブンの製品を北海道を主として故郷の九州や全国各地で試させてもらっています。
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