シマノ【鱗海マスターチューン】を徹底解説/大知 昭

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2018年 シマノ チヌフカセロッドの新しいスタンダードモデル【鱗海マスターチューン】が満を持して登場! 開発にも携わったチヌフカセの第一人者・大知昭さんが解説してくれた。
レジャーフィッシング2018年3月号の記事をまとめたものです。

鱗海マスターチューン アップ写真

【鱗海マスターチューン】ラインナップ

●大知「鱗海シリーズにおいての【鱗海マスターチューン】のポジションは、粘りにこだわったシマノ チヌフカセロッドのスタンダード。だから0号、06号、1号、1.2号、1.5号というチヌ釣りに不可欠な号数が全て設定されていて、さらに06号、1号、1.2号の3機種には500、530の2種の長さが用意されている。エリア、釣り場、状況に応じて最適なモデルが選べるというわけ。これはほかの鱗海シリーズ『鱗海スペシャル』『鱗海アートレータ』にはないラインアップだよ」

【鱗海マスターチューン】スペック

鱗海マスターチューン ロゴ

鱗海マスターチューン リアグリップ

すべりにくいグリップ仕様にRinkaiの文字。●大知「こまかな部分まで作り込むのがシマノ流だね」

鱗海チューン リールシート

にぎりやすく、滑りにくいリールシート。●大知「竿の価値観を上げてくれる部分だよね」

シマノ独自の「Xガイド」。●大知「このガイドだからPEラインも安心して使えるよ」

鱗海マスターチューン スパイラルX

しなやかさはキャストのしやすさでもある。●大知「遠投は自分の釣りにおいて欠かすことのできないもの。スパイラルXはそれを軽快に実現させてくれる」

鱗海マスターチューン パラボラチューン

●大知「パラボラチューンが大きくきれいに曲げてくれる。細ハリスをいわたるだけでなく、釣っていて愉しい。そこも大切」

《大知昭EYE》鱗海シリーズとは

2001年にチヌ フカセロッドとして産声を上げた『鱗海スペシャル』。細ハリスをいたわりながらチヌを怒らせず取り込む胴調子、小さなアタリをとるための高感度の穂先というコンセプトは、この時点ですでに完成されていたが、ニューモデルが登場するたび「鱗海シリーズ」は大きな進化を遂げてきた。

●大知「開発に携わって毎回、もうこれ以上はない竿にしたはずなのに、そこを超えてくる。穂先に「タフテックα」が搭載されたとき、こんな穂先が作れるのかと衝撃だったし、「スパイラルX」のねじれのなさと力強さには驚かされた。そして2016年に登場した『鱗海スペシャル』に搭載された「Xガイド」で穂先の表現力は大幅に向上し、それに合わせたロッドのバランスは鱗海らしさを残したまま、さらに一新されている。シリーズごとでのパワー設定も違うのでこの先さらに進化していくんだろうね」

【鱗海マスターチューン】5つのコンセプト

【鱗海マスターチューン】には、それぞれの号数に明確なコンセプトが設けられている。

●大知「さっき最適なモデルを選べると言ったけど、それには号数ごとに明確なコンセプトが必要だよね。どの号数がどんな釣りに特化しているかで選びやすくなる。鱗海シリーズに初めて触れる人には特にね。コンセプトをチェックすれば自分に最適なモデルが分かるはずだよ」

●喰わせに特化のモデル 0号 530
  FLEX TUNE

●大知「鱗海シリーズの0号を使い込んだ人にぜひ触ってもらいたい1本。繊細な穂先でアタリをとり、一気に胴まで乗せてくる曲がりのよさが特徴。まさに喰わせに特化したモデルだよ。曲げ込めば曲げ込むほど粘ってくれるから、藻やシモリがないエリアなら50㎝オーバーとも渡り合えるよ」

また練りエサを使っての遠投にもすぐれたパフォーマンスを発揮してくれるという。キャスト時にしっかり胴まで曲がって反発力を生み、それがしなやかに放出されるのでハリから練りエサが取れることなくフルキャストができるというのだ。「喰わせてやわらかく取り込む」そんな釣りができるモデル。

鱗海マスターチューン 0号

0号での40cmクラスとのやり取り。●大知「違和感なく胴で曲げ込んでくる。それでも全然負けない粘りを持ってる」

喰わせと操作性を両立 06号 500/530
  LIGHT TUNE

●大知「(これまでに)鱗海シリーズに触れていて、ニューモデルを試してみたいという人に使ってみてほしい。0号並みの喰わせ力にキャストをはじめとしたロッドワークが軽快に行える操作性を持っている。魚を掛けてからのパワーは06号とは思えないくらい力強く、満足してもらえる1本だね」

この日は風が強い中での釣りだったが、仕掛けを流す間も竿はまったくねじれることなく、チヌの渋く小さなアタリをとらえた。45㎝オーバーを掛けたときも、大知さんから「少しだけ強く曲げ込んだらもう浮いたよ」と驚きの声が出るほど。繊細に喰わせつつも勝負をかけられるそんなモデルだ。

鱗海マスターチューン 06号

06号で45cmクラスのチヌを掛けた曲がり。●大知「鱗海スペシャルより筋肉質という感じ。魚がスピーディに浮いてくる」

これぞオールラウンダー 1号 500/530
  AXIS TUNE

●大知「はじめて鱗海シリーズに触れるならこの1本でキマリ。そして魚を掛けて思い切り曲げ込んでみてほしい。そのパワーと曲がりのきれいさ、粘り強さに驚かされると思う。実際にかなり曲げ込む想定でテストしていたから大型チヌへも対抗できるものになっている。まさにオールラウンダー。これで鱗海シリーズのコンセプトに触れ、チヌ釣りの奥深さと鱗海でのチヌ釣りの愉しさを実感して欲しいね」

瀬戸内だけでなく、九州や東北などさまざまな場所で使うことを想定したモデルだ。

繊細に喰わせて強く獲る 1.2号 500/530
  FORCE TUNE

●大知「パワー重視ではあるけど、繊細な穂先を備えるという鱗海らしさを両立。アベレージが50cmを超えてくるエリアでの使用を想定しているモデルでロクマルだって視野に入る。障害物が多い場所でタメが効かせられるので大型のやり取りに不安がある人の大きな助けになる。メモリアルな1匹を手にするためのモデルだね」

大知さんは大型狙いで愛媛県御荘湾や長崎県の九十九島へと釣行するが、その際に必ず携行したい竿とのこと。それだけ大型への対抗力が高い1本。また、浅く障害物が多い場所で速攻勝負のやり取りにも最適。

大型を獲るための切り札 1.5号 530
  WILD TUNE

●大知「とにかく大型と真っ向勝負するための竿。目指すはこれでロクマルだね。瀬戸内やオープンエリアでのチヌ釣りではオーバースペックともいえるけど、繊細に喰わせる穂先はしっかり持っている。鱗海らしい曲がりと粘りで大型と勝負できるよ」

この竿に関しては大知さんのチヌ釣りの苦い経験を生かしているという。障害物だらけの場所で「ここでラインは出せない」というときに信頼して曲げ込めるモデルなので、これでロクマルを仕留めてほしいとのこと。

《大知昭EYE》500と530

●大知「差はわずか30cm。でも竿にとってこの30cmは別モノといえる。持ち比べてみると分かるんだけど、操作性では圧倒的に500が530の上をいく。でもハリスを少しでも長くとりたいときや、足場の高い場所で釣りをする場合は530が優位に立つ。多くの磯竿にこの2つの長さが採用されているのは、使い手のスタイルを考えてのものだね」

大知さんは530をメインに使っているが、これはあくまで5m以上のロングハリスを使うのが自身の釣りスタイルだから。

●大知「長さは違うけど、どちらも鱗海らしさで統一しているのがすごいところ。使う人のチヌ釣りスタイルや釣場、体力に合わせてどちらを選んでも鱗海らしい釣りを愉しめるよ」

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釣りぽ編集部
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釣りぽ編集部スタッフです。編集部ならではの企画記事や大会リポート、釣行リポートなどをお届けします。大会リポートについては大会関係者から送られたものを「釣りぽ編集部」として掲載していることもあります(※本文最後に報告者を記載)。
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