2017 シマノ ジャパンカップ クロダイ(チヌ)釣り選手権全国大会

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2017年4月22日(土)、23日(日)に高知県宿毛湾一帯で開催された「2017シマノ ジャパンカップクロダイ(チヌ)釣り選手権 全国大会」(主催/シマノ)。地区大会を勝ち抜いた23名にシード3名を咥えた26名の選手が競い合った今大会を制して初優勝を決めたのが知念友樹選手。

知念選手による優勝までの大会リポートです。

大会前日の4月21日、4試合分(もちろん決勝戦の分まで)のマキエを混ぜ合わせて決勝戦の地・宿毛へ向かいました。早朝4時に集合場所に行くと、全国大会ファイナリストの皆さんが続々と集結してきます。その顔ぶれのすごいこと! 過去のジャパンカップクロダイの日本一が3名にジャパンカップグレのチャンピオンもいます!

参加選手が集合したところで抽選。私のゼッケンは21番、そして最初に私と戦うゼッケン22番を引いたのは同じ沖縄出身の奥間選手。全国大会まで来て、まさか同郷対決になるとは2人して笑うしかありません。

予選第1試合

全国大会は予選を3試合行い、そのポイントで2名が決勝戦を戦います。予選第1試合で私が渡った磯は「扇バエ横の磯」で、ここは足下から深く、チヌは足下の際を回遊しているだろうと読んでポイントを際に絞りスタート。これが当たったのか前半で2匹のチヌを釣り上げて後半戦へ。

後半戦はお互いにチヌが出ずで2-0で勝利することができました。

予選第2試合

私の対戦相手はFacebookの知り合いでもある米本選手。前半に私が入ったポイントは足下からかなり先まで岩礁帯が広がっていて、遠投で広範囲を攻めるも釣れてくるのはイソベラやカサゴといった根魚ばかりです。結局、2人ともチヌが釣れないままポイントを入れ替えての後半戦へ。

後半戦に入ったポイントは、前半戦と違って多少砂地が見えます。左側のカケアガリになっている帯状の部分を集中的に攻めると立て続けに3匹の本命をゲット!

このまま試合終了となり3-0で予選第2試合も勝利を収めました。

この日はこの2試合で終了。ここまで全勝は私を含めて4名! 明日は決勝への切符のかかった予選第3試合が控えています。その大事な予選第3試合の相手はまさかの一昨年のチャンピオンで昨年3位の光田選手。不安を抱えながら夜の懇親会へ。懇親会では美味しい料理をいただき、トップトーナメンターの方々とお話ができて楽しめました。

予選第3試合

迎えた運命の2日目。自分と光田選手が降りたポイントは「大島の0番」。この磯は30m先までは岩礁帯が広がっていて、その先は砂地になっています。狙いを岩礁帯と砂地の境目に絞り、いつも通り先にマキエを数十杯プレゼントして釣りスタート。

前半戦は2匹のチヌを釣ることができて2-0のアドバンテージをもらい後半戦へ。

後半戦、私は光田選手が前半釣っていた釣座よりもやや左側に釣座を構え、長めに岩礁帯と砂地の境目を釣る前半と同じ作戦。これで貴重な1匹を追加して終了。決勝進出がかかった大事な第3試合を3-0で勝利! その結果、勝ち点9を取り、夢の決勝進出を決めました。

決勝の相手は広島の若松選手となりました。

決勝戦

決勝戦の舞台はまさかの渚(浜)! 相手は渚釣りのメッカである広島の若松さん、さらに後方からはファイナリストの皆さんや報道関係、シマノスタッフなど大勢が見ているので不安&緊張がものすごい。

10時30分、いよいよ日本一を決めるジャパンカップクロダイの決勝戦が始まりました。

優先権のある私は、予選第1試合~第3試合の3試合すべてを右側のポイントからスタートして勝利したので、願掛けの意味を込めて右側を選択。

まずはポイントを作るべく、いつも通りマキエを数十杯プレゼントしようとしたところで、マキエシャクのカップ部分が曲がってしまうアクシデント。こっそり直してみたものの完璧には治らず……。幸い、まだ潮位が低いためカケアガリのある場所が近く、どうにかこのシャクでも届きそうなので使い続けるも投入点があちこちバラケ、ポイントに届いたり届かなかったり。見ていた皆さんは、私がマキエが下手くそだな~と思ったのでは……。

それでもマキエの投入回数を増やすことでフォローしながら釣っていると波間に見えていたウキが沈みます。しかし、それ以上入っていかないので穂先で聞いてみると「ググッ!」と手応え。聞きアワセに近い方でアワセを入れると「ガツン」と来ました!

カケアガリに擦れないように慎重にやり取りをしてタモに収めたのは、喉から手が出るほど欲しかった本命のチヌ! キーパーバッカンにチヌを入れ、すぐ様追加を狙いますが後が続かず前半を1-0で終了。

釣座を入れ替えた後半戦。この場所はカケアガリが遠く、使っていたマキエシャクでは無理と判断して予備のシャクへチェンジ。この予備のシャクのカップはSサイズで1回に投げられるマキエの量が非常に少なく、マキエの量を必要とする渚で使うのはちょっと不安です。

後半戦に入ってしばらくはお互いに動きがありません。内心、「このまま終わってくれ~」と半分神がかり的なことを考えながら釣りをしていると、突然「パチパチパチ~」と後方からの拍手。嫌な予感を感じながら若松選手の方を見るとタモにチヌを収めてる若松選手の姿が……。状況は一変、確実に勝つにはあと1匹釣らないといけない状況になりました。

しかし、持てる力を振り絞ってあの手この手を駆使するも無情にも試合終了を告げる合図が……。お互いに2匹目を釣ることができず、勝敗は検量へと委ねられることに。

そして日本一が決まる運命の検量。ギャラリーが見守る中、最初の検量は若松選手。

「若松選手、886gです」のアナウンス。会場から拍手が上がります。

そして私の検量。

「知念選手…、1,040gです」

会場からの拍手の中、「よっしゃーーー」と小さくガッツポーズ! 私の優勝決定の瞬間でした。同時に肩の力が抜けきるのがわかりました。

そして表彰式。念願の表彰台のてっぺんに立つことができました。さらに優勝カップ、金メダル、表彰状、副賞としてチャンプの刻印が刻まれたタグ・ホイヤーの腕時計etcをいただきました。

何が何だかわからずあっという間に過ぎ去った2日間。トーナメントで勝つ厳しさを知った2日間、トップトーナメンターの皆さんと知り合えた2日間、楽しすぎた2日間、そして何より緊張しっぱなしだった2日間!

応援してくれた家族、伊予黒鯛會の皆さん、etc、本当に有難うございました。そして大会運営に関わられたすべての皆さん、選手の皆さん、2日間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

来年の全国大会へのシード権を獲得したので、これから1年、ゆっくりのんびりやっていこうと思います。

優勝が決まった瞬間、小さくガッツポーズ

恒例のシャンパンシャワー

◎《大会結果》◎

優勝 知念友樹
2位 若松 幹
3位 塩田孝吉 
(敬称略)

大会ギャラリー

決勝戦での釣果を持つ知念選手(右)と若松選手

日本一が決まる緊張の検量

お互いの健闘を讃えあう知念選手と若松選手

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知念 友樹
知念 友樹
沖縄県の離島出身で現在は愛媛県在住。 ☆釣り歴25年☆所属クラブ【伊予黒鯛會】・【沖縄県磯釣り倶楽部連合会・魚遊会】☆ホームグラウンド【愛媛県中予~南予の波止&磯】☆2017年 SHIMANO JAPAN CUPクロダイ全国大会優勝 ガルツテクニカルスタッフ
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